規律と現場の自己責任 - 映画『ハンターキラー 潜航せよ』
- 2019.04.15 Monday
- 05:26
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面白い!大味だけどこんなアクション映画は大好き。米海軍潜水艦元艦長ジョージ・ウォレスによる原作、米国防総省&米海軍全面協力とあるが、リアリティだけでなく娯楽要素は大きい。
「『ワイルド・スピード』シリーズ製作陣が放つ、潜水艦アクションの新境地」と聞いて見ないわけにはいかない。キャッチは 「そこは音だけが《見える》戦場」。
古くは『U・ボート』や『レッド・オクトーバーを追え!』『クリムゾン・タイド』など潜水艦の名作がありますが、本作は海の中に限定したストーリーではなく地上戦も大幅描かれておりこれは意外でした。これから観る方はあらすじを読まずに劇場へ向かったほうがよいでしょう。
ロシア国内のクーデターにより大統領が監禁される事件が発生。ロシア海域へ向かったジョー・グラス(バトラー)艦長率いる攻撃型原潜“ハンターキラー”と連携し、大統領を救出すべく動く米軍特殊部隊の活躍をも描いています。
ルールを順守するものと自己の信念と責任においてイレギュラーに行動するもの。劇中、戦争を回避しなければならない一触即発の事態に緊張が高まる中、我々の社会規範をも考えさせられる場面がいくつか提示され共感ポイントはなかなかのものです。
思い切りドンパチやって、けれども引くとこは引く。結果よければ全てよし!っていう、そこんところ大味ではあるけれど、陸海バランスのとれた娯楽アクション(スリラー)映画になっておりました。