イタリア産女性Vo ニューメタル - EXILIA/NOBODY EXCLUDED

  • 2024.03.13 Wednesday
  • 22:19

 


コンスタントに活動を続けるイタリア出身のニューメタル・バンド、EXILIAによる06年リリースの3rdアルバム。ボーナス・トラック2曲とビデオ・クリップが入ったデジパック盤。

 

オルタナ/へヴィロックなどのジャンルで語られるバンドですが、本作はゴリゴリとへヴィメタル色が強くなっており面白い。

ザラついたギター・サウンドとハスキーな女性ヴォーカルがマッチしており、泥臭くも乾いた空気感が後味良好。シンセ・アレンジは味付け程度に施してある。

医療ドラマ『グレイズ・アナトミー』のエピソードに起用されたメロディアスなバラード『YOUR RAIN』とポップな『LITTLE GIRL IN A WORLD』が作中異色ながらもよいアクセントになっています。

 

 

 

 

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スイス産インダストリアル/ダーク・ロック - STONEMAN/HOW TO SPELL HEROIN

  • 2024.03.11 Monday
  • 23:55

 

04年に結成されたスイス出身の人気ダーク・ロック・バンド、STONEMANによる07年リリースの2ndアルバム。

 

パッと聞きMARILYN MANSON等に通じるインダストリアル系メタルですが、ヘヴィでありつつシンセが効いているので結構ポップ。

 

ニューウェイヴ/オルタナティヴ/ゴシック/ハードロックと多彩なサウンドを融合、ヒット・ポテンシャルの高いクロスオーバーなロックを展開している。RAMMSTEINあたりが好きな人はいけるでしょう。

 

闇夜の宴、気分を高揚させる若者たちのダンス・パーティーが目に浮かぶ怪しくも美しいロックンロール。

 

 

 

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US女性Vo オルタナティヴ/ゴシック・メタル - WE ARE THE FALLEN/TEAR THE WORLD DOWN

  • 2023.11.20 Monday
  • 14:36


1400万枚のセールスを誇るEVANESCENCEのデビュー・アルバム「FALLEN」(03)の20周年を記念したデラックス・エディションが、先頃リリースされました。昨年、iTunesチャート1位を記録したという名曲『Bring Me To Life』(映画『デアデビル』テーマ曲)の盛り上がりも記憶に新しいところ。

ということで、そのブレインだったベン・ムーディ(G)が「FALLEN」をキーワードにして新たなメンバーを迎え結成したのが WE ARE THE FALLEN。アイルランド出身のシンガーソングライター、カーリー・スミスソンがヴォーカルを担当。

現状唯一のアルバムとなった『TEAR THE WORLD DOWN』(10)はまさに「FALLEN」を踏襲した作品で、リードトラック『Bury Me Alive』がEVANESCENCEそのものといえるナンバーで話題になりました。

アタックの強いメタリックな『Burn』が新味で、ヨーロピアン・ゴシックな『Paradigm』、ピアノとストリングスで綴るバラード『Don't Leave Me Behind』、EVANESCENCE風味全開の哀愁美が絶品な『Sleep Well, My Angel』と続く。

幾分リズミックな『Through Hell』、悲壮感漂う『I Will Stay』、シンフォニック・メタル・テイストの『Without You』〜『St. John』、映画サントラに合う壮大な『Tear The World Down』と後半も独特な楽曲で攻めてくる。

ヨーロッパのゴシック・メタルとアメリカン・ヘヴィロックのパワフルな一面が同居するオルタナティヴ・メタル。EVANESCENCE「FALLEN」のインパクトが強すぎて陰に埋もれがち&忘れてしまいそうになるアルバムですが、これがまたよいのです・・。







★Journey/Separate Waysカバー



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エレクトロ・ゴシック・ロック - THE BIRTHDAY MASSACRE/IMAGINARY MONSTERS

  • 2023.11.19 Sunday
  • 23:22

 


UK出身、カナダを拠点に活動を続ける女性Voエレクトロ・ゴシック・ロック・バンド、THE BIRTHDAY MASSACREによる2011年リリースのEP。新曲3曲と4thアルバム『Pins And Needles』から5曲のリミックスを収録。

当時バンドはDIE MANNEQUIN,ARIELとトロントの劇場「オペラ・ハウス」で共演し、本作リリース後には日本のメタル・バンド Dir En Greyによる北米ツアーのサポートアクトに抜擢された。

まさに脂に乗っていた時期であり、新曲『Burn Away』は特に『Pins And Needles』の作風を踏襲したヘヴィで重厚なロック・ナンバー。不思議世界へ誘うメルヘンチックな『Forever』『Left Behind』も彼ららしくて思わずニンマリ。

注目のリミックスに関してはメロディアスなところを壊さず小気味よいアレンジになっている感じ。しかし『Shallow Grave』はサンプリングを駆使して随分遊び心のある面白いものになっている。


 

 

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カリフォルニア産ポスト・グランジ - SMILE EMPTY SOUL/CHEMICALS

  • 2023.08.06 Sunday
  • 16:35

 


ショーン・ダニエルセン(Vo,G)率いるカリフォルニア出身のオルタナティヴ・ロック・バンド、SMILE EMPTY SOULによる2013年リリースの6thアルバム。

日本では無名のバンドですが、映画『スパイダーマン2』『パニッシャー』のサントラへ楽曲提供しており一時期話題となりました。メジャー・デビュー・アルバムは50万枚のセールスを記録、メンバー・チェンジがありながらもコンスタントに活動を続けている。

サウンドは90年代に流行ったグランジ志向のハードロック。ハスキーなヴォーカルがメロディアスでカッコよい。

 

 

 

 

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イタリア産女性Voミクスチャー・ロック - ADDICTION CREW/BREAK IN LIFE

  • 2023.08.04 Friday
  • 23:37

 


潤いのあるメロデイを歌い上げる女性ヴォーカルと男性ラップの掛け合いが絶妙なイタリア出身のミクスチャー・ロック・バンド、ADDICTION CREWによる05年リリースの本邦デビュー・アルバム。

 

ギターのAlex Gはデスメタル・バンド ELECTROCUTIONでも活躍していたのでコアなメタル・ファンは意外だったかも。

EVANESCENCE+LINKIN PARKと称されるところは納得ですが、より明快な女性VoとエレクトロなKeyアレンジがポップでキャッチー。リードトラック『What About』だけで気に入った方も多いはず。

 

へヴィなギター、男性Voも持ち味になっており、2000年型へヴィロックとして聴き応えのある作品です。

日本だけでカテゴリーされた一過性の「ミクスチャー・ロック」で切り捨てるには惜しいお見事な作品。


 

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US女性Voオルタナティヴ・ロック - FIREFLIGHT/FOR THOSE WHO WAIT

  • 2023.08.01 Tuesday
  • 23:27



EVANESCENCEのブレイクにより当時アメリカでもゴシック/メタル系アーティストが注目されるようになりましたが、このFIREFLIGHTもメランコリックな女性ヴォーカルを擁するバンドでツボだった。

ヒットした前作『UNBREAKABLE』を踏襲したよりポピュラーなサウンド志向で、アヴリル・ラヴィーンやアナ・ジョンソンあたりにも通じる明快さがあります。ストリングスのイントロから高揚感そそるメロウなタイトル曲、アップテンポのキャッチーな『CORE OF MY ADDICTION』『NEW PERSPECTIVE』がオススメ。

 

へヴィロック・スタイルの『YOU GIVE ME THAT FEELING』、バラード『NAME』『ALL I NEED TO BE』『RECOVERY BEGINS』も美味。

 

じっくり聞かせるゴシック調のナンバーからドライブ感のあるハードロックまで振り幅は広い。オルタナティヴのカテゴリーになりますが、メタル好きなメンバーがいるだけにエッジが効いてバリエーション豊富。


 

 

 

 

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USクリスチャン・メタル/ヘヴィロック - SKILLET/COMATOSE

  • 2023.06.16 Friday
  • 00:10

 

 

「21世紀ロックの大本命」と称され、コンスタントに活躍するメンフィス出身のへヴィロック・バンド、スキレットによる06年リリースの7thアルバム。

大陸的な王道バラード『YOURS TO HOLD』『THE OLDER I GET』や『THOSE NIGHTS』『SAY GOODBYE』といった楽曲が持ち味のバンドでもある。

ストリングスからへヴィに綴る『REBIRTHING』〜『THE LAST NIGHT』で掴みはOK。後半もリズミックな『WHISPERS IN THE DARK』、LINKIN PARK風のリリックによる『LOOKING FOR ANGELS』とキャッチーなへヴィロック・サウンドが楽しめる。

 

彼らの作品の中で最もインパクトのあったアルバムだ。




 

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イタリア産オルタナティヴ・メタル - 81db/A BLIND MAN'S DREAM

  • 2023.06.09 Friday
  • 20:37

 

プログレ/ポストロック風のジャケットの印象も嘘ではないですが、中身は結構メタル路線。イタリアの81dbによる2013年リリースの3rdアルバム。

 

ポストグランジ、フォーク、プログレ、ハードロック、ヘヴィメタル等一筋縄ではいかないエッジの効いたアグレッシヴなサウンドを展開している。

 

ドライヴ感のあるニューメタルな『MANICOMIUM』、ストレートなハードロック『FOOD FOR THOUGHT』、ブリブリ・ゴリゴリにへヴィ・メタリック&プログレッシヴな『ALIEN INVASION』。アメリカンな売れ線バラード『INSANE WISHES』もある。

 

はき捨てるようにシャウトするヴォーカルも如何にもな感じで、ポストロック〜メタルと、多様性に富む作品だ。

 

 

 

 

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カナダ産メロディック・ヘヴィロック - THEORY OF A DEADMAN/ SCARS & SOUVENIRS

  • 2023.05.21 Sunday
  • 06:25


NICKELBACKのチャド・クルーガーに見いだされデビューしたTHEORY OF A DEADMAN。

 

本作は全米で100万枚のセールスを記録した08年リリースの3rdアルバムです。1stは国内盤がリリースされ話題となりましたが、本作は国内スルーで日本ではまだまだ無名・・という感じ。

NICKELBACKに負けず劣らず非凡な作曲センスでコンスタントに良質な作品をリリースしており、ハズレなし!といった具合によい曲を提供してくれる稀なオルタナ系ハードロックである。

 

キャッチーな『So Happy』、ドライヴィンな『Got It Made』『Little Smirk』、バラード『By the Way』『Not Meant To Be』『All or Nothing』『Heaven [Little by Little]』。

ハワード・ベンソンのプロデュースのもと、洗練されたアプローチで特にバラードが魅力的。昔ながらのメロディアスな正統派アメリカン・ロックが好きならいけるでしょう。

 


 

 

 

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