いまさらどうでもいいネタではありますが、世間一般からは白い目で見られるであろう男性のロック・バンドにおける長髪。
90年代のキムタクや江口洋介のような髪型ではなく、ツェッペリン、ディープ・パープル、ブラック・サバスなど70〜80年代から脈々と続くハードロック/ヘヴィメタル・バンド達のロン毛。彼らに長髪が多いのは何故か?80年代はトップをお洒落に逆立てたり、パーマでボリュームを出したりしてかっこよく見せていた時期もあった。
ウィキペディアのロングヘアの項目では・・
「1960年代の長髪の流行には社会への抵抗、反体制を演出するという意図がある。 これは近代から現代において長髪は勤め人や学生には似つかわしくないとされていた風潮(代表例として丸刈り校則)があったからである。 ベトナム戦争当時、反戦を叫ぶアメリカの若者がGIカットに対抗し、 徴兵拒否の意思を込めて髪を長く伸ばし、やがてこれが海外に広まった歴史もある(アメリカが志願制に変えたのはベトナム撤退後)。 長髪の反社会性が薄れた1990年代以降では、男性がロングヘアにして中性的なイメージを演出することもあり、 逆に野性味や男性らしさを強調するために髪を伸ばし意識的に無造作に仕上げることもある。」
とあります。ヒッピー文化からの名残が大きいかも。以下、いろいろ考えられる事柄を適当に並べてみる。
●ヒッピー文化・反社会性の表れ
●職に就かずに自由人として頑張っている表れ
●古代ギリシャ、中世ヨーロッパを意識している(最近はこれかな?)
●メタルの先人達から定着しているので、他人から見て何者なのか分かりやすいので惰性で
●単純にカッコイイと思っている
●実はオカマである
●ステージで頭を振ると迫力が増す
●非日常性をアピールしている
●アレンジが多様にできる
書いててやっぱりどうでもよくなってきた(苦笑)。
自分は重力に反してトップを逆立てた80年代のレイヤー・スタイルかモサモサ・パーマがらしくていいなと思っていたのですが、なんかそういうバンドはめっきりいなくなりさみしい気がしてたのです。CD・レコードのジャケットを見るだけで音楽性が分かるという。
ヘヴィメタル好きの類型的な長髪は笑いのネタにされることもしばしばあるので、「ださい・もさい・もてない」なんていう印象はなかなか変わらないのかもしれません。音楽自体は素晴らしいのに。