北欧ハードロック - ヒューマン・クレイ/HUMAN CLAY

  • 2024.03.10 Sunday
  • 23:06

 

忘れた頃に引っ張り出すハードロック傑作選。


故マルセル・ヤコブ(B,G)とジェフ・スコット・ソート(Vo,Key)によるプロジェクト、HUMAN CLAYによる96年リリースの1stアルバム。

○○のパクリとか当時結構なレッテルを貼られていた記憶がありますが、今聴いてもそんなことは気にならないキャッチーな曲がずらりと揃っている。まさにTALISMANを彷彿とさせるストレートなハードロックが楽しめます。マルセル・ヤコブがギター弾きまくってるし、イングヴェイ・マルムスティーンが様式美ヘヴィメタル『JEALOUSY』でソロを披露。

アップテンポの『GOLDEN YEARS』『OUTSIDE LOOKIN' IN』、ブライアン・ヤングのソロが美味な『NOW IT'S TIME』、ハードポップ系の『DON'T LOOK BACK』『VOWS IN STONE』など粒揃い。

ラストにジョン・ノーラムの楽曲でマルセル・ヤコブとの共作である『ETERNAL FLAME』を収録。フレドリック・オーケソンのプレイがまたきまっている。


 

 

 

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北欧メタル/名盤 - CLOCKWISE/NOSTALGIA

  • 2024.03.10 Sunday
  • 10:58

 


FORTUNEのベニー・スドべリ(Vo,Key)率いるプロジェクトCLOCKWISEによる97年リリースの1stアルバム国内廃盤帯付。

GLORYのギターとEUROPEのベース&ドラムが名を連ねるだけに、最高級のサウンドで登場し当時は驚いたものです。B誌でも高得点👍

キーボードが効いたいかにも北欧ハードポップなサウンドが印象的ですが、軟弱なアレンジに陥ることもなくキメキメのエッジの効いたギターの活躍が素晴らしい。

メロディックな『TRAVELER』と叙情的なバラード『ANGEL EYES』がハイライト。






↓貴重なスタジオ映像

 

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80Sスタイル/北欧メタル - タリスマン/TALISMAN

  • 2023.11.08 Wednesday
  • 18:43



イングヴェイ・マルムスティーンとの活動で知られるマルセル・ヤコブ(B,G)とジェフ・スコット・ソート(Vo)を中心としたプロジェクト、TALISMANによる93年リリースの1stアルバム。マッツ・オラウソン(Key)も参加している。

何度か再発されており、TALISMANの中で最も北欧メタル然とした「メロディアス・ハードロックの名盤」と呼べる内容。

様式美メタル『BREAK YOUR CHAINS』、哀愁ハードポップ『I'LL BE WAITING』、美旋律ミドル『DANGEROUS』、バラード『JUST BETWEEN US』と前半の流れが絶品。『DAY BY DAY』のキラキラ感もたまらない。

プロデューサーはGLORY,TREAT,220 VOLT,BAI BANG,ジョン・ノーラム等を手掛けたマッツ・リンフォーシュ(G)。









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スウェーデン産美旋律ハードロック - MIDNIGHT SUN/ANOTHER WORLD

  • 2023.10.16 Monday
  • 23:10


北欧メロディアス・ハードロックの隠れ名作的一枚、MIDNIGHT SUNによる97年リリースのデビュー・アルバム。

2nd『ABOVE & BEYOND』3rd『NEMESIS』と90年代には着実に手応えのある良作をリリースしていた。

EUROPEから脈々と受け継がれる北欧様式美HR/HMの躍動感、ピート・サンドべリの甘口Voを生かしたAOR調の楽曲が絶妙に配されている。

バラード『DEEP IN MY HEART』のギター・インスト・バージョンであるボーナス・トラックも美味。






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スウェーデン産ネオ・クラシカル・メタル - NATION/WITHOUT REMORSE

  • 2023.08.25 Friday
  • 23:30


ジョニー・ウリーン(G)を中心に結成されたスウェーデンのネオ・クラシカル・メタル・バンド、NATIONの2ndアルバム。

 

ジョニー・ウリーンは後にDIONYSUSを結成、キーボードのカスパー・ダールクヴィストはRIDE THE SKY,STORMWINDでもお馴染み。割と新しいところではSHADOWQUESTで活躍されている。


NATIONは2012年に再結成、新作はまだなのか?と待っているところに1st,2ndの2枚をカップリングした輸入盤がリリースされました。結局ニュー・アルバムがリリースされることはなかった・・

DIONYSUSに比べれば地味に感じるところもありますが、マイナー調の哀愁漂うメロディ・ラインが美しくいかにも80年代的な北欧メタル・サウンドが美味。

リードトラックの『See Them Fall』からポップ且つへヴィなリフの『You'll See』、キャッチーな『Nation』、80Sイングヴェイな感じの『Just Before』、ラストのアップナンバー『Dont Need To Come』と良い曲揃っています。




 

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スウェーデン産メロディック・メタル - SUPREME MAJESTY/TALES OF A TRAGIC KINGDOM

  • 2023.07.12 Wednesday
  • 23:09

 


新人らしい溌剌としたサウンドで登場したスプリーム・マジェスティの1stアルバム、国内廃盤帯付。

ソナタ・アークティカなどの登場で北欧メロスピが勢いづいていた当初、このバンドもなかなかに衝撃的なデビューでした。

疾走感溢れる『STRIKE LIKE THUNDER』『NOT OF THIS WORLD』で一気に加速し、潤いのあるバラード『FOREVER I'LL BE』、そして間奏パートで大いに盛り上がる超キャッチーな『LET IT GO』へ。

後半もアグレッシヴに疾走する『QUEEN OF EGYPT』、北欧メタルなタイトル曲と一気に楽しめる傑作。




 

 

 

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スウェーデン産メロディアス・ハードロック - BAD HABIT/hear-say

  • 2023.05.10 Wednesday
  • 23:59


傑作だった前作『ADULT ORIENTATION』から7年の歳月が経過し復活したスウェーデン出身のメロディアス・ハードロック・バンド、バッド・ハビットによる05年リリースの4thアルバム国内廃盤帯付。

AOR色の強かった前作よりハード&へヴィなナンバーが増えており、エッジの効いたサウンドが印象的です。へヴィとはいえ、彼ららしいキャッチーでフックのあるメロディばかりの曲でそこは見事。

昔ながらの洗練されたロマンティックなハードポップ、バラードもよいアクセントになっており、『ALL THAT I WANT』『I WANT TO KNOW』『TELL ME WHY』『I'LL BE THE ONE』や『THE AIR THAT I BREATHE』等心地よい楽曲を展開している。



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80年代型北欧メタル - SUPREME MAJESTY/ELEMENTS OF CREATION

  • 2023.02.19 Sunday
  • 14:26

 


復活してほしいバンドのひとつ、21世紀型北欧メタルと謳われたスウェーデンのSUPREME MAJESTYによる2005年リリースの3rdアルバム国内廃盤帯付。

まさに同郷のEUROPEを継承するサウンドで、例えば別の方向へ進んだRENEGADEなんかと比べてもこのバンドはブレていなかった。

ソロ・パートが凝ったドラマティックなリードトラック『SOULSEEKER』で掴みはOK。サビでグイグイと引きつける『SPELLBOUND』、ポップに疾走する『KING OF WARRIORS』、オーセンティックなハードロック『MY REVENGE』、泣きの王道バラード『ONE MORE PROMISE』。

後半もネオクラ・インスト『THE QUEST Part1』から一気に加速、メロスピ系の『DIE IN A DREAM』『THE BITTER END』できっちりシメてくれる。



 

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80Sスタイル 北欧メタル - FORTUNE/MAKING GOLD

  • 2023.02.06 Monday
  • 23:55


2014年にAVALONレーベルより復刻版がリリースされ再び話題になった北欧メタルの名作、FORTUNEによる1stゼロコーポ国内廃盤帯付。リマスター再発盤をオススメしたいところですが、安く手に入れたいコレクターの方は本作をぜひとも。

当時かなり絶賛されたので有名な作品ですが、個人的にはそれほどでもなかったかなと・・「そんなにいいか?と」。しかし、数年ぶりにまた聴いたらなんとなく音が違って聴こえ良いんですね、これが。のっぺりしたヴォーカルと古典的なサウンドになんだか乗り気にならなかったのでしょう。

彼の作品ではCLOCKWISEのほうがハマりましたが、曲自体はキーボードも効いている哀愁メロディアス・ハードロックでいかにもといった感じ。『EYES OF ICE』と『RENEGADE』がお気に入りです。



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スウェーデン産ネオクラシカル・メタル - STORMWIND/HEAVEN CAN WAIT

  • 2022.11.15 Tuesday
  • 18:40


トーマス・ウルフ(G)を中心としたSTORMWINDの99年リリースの3rdアルバム国内廃盤帯付。このギタリストのセンスはジョニー・ウリーン(ex-NATION,DIONYSUS)と同じものを感じるのは私だけ?

前作は女性Voでしたが、本作よりオペラのテノール歌手としても有名なヴォーカルマスター、トーマス・ヴィクストロムが加入。AOR/メロディック・ロック界ではトミー・デナンダー(G)と組んでデビューしたTALK OF THE TOWNがよく知られるところでしょう。

STORMWINDの作品は03年の『RISING SYMPHONY』から途絶えており、待ちくたびれているファンもおられるのではないでしょうか。どのアルバムもまるでブレないネオクラシカル・メタル路線で統一されており、基本ハズレなし。

 

本作ではアップテンポのキャッチーな王道様式美ハードロック『SHE』『FOREVER FREE』『ASHES IN POUR HANDS』、美麗な泣きのメロディが印象的な『MAGIC NIGHT』がおすすめ。

 

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